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ハンバーグダンク

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ハンバーグ。それは、ここ日本で最も食されている料理であり、高い人気を誇る料理だ。

自分も2ヶ月に1回は食す。

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スピードワゴン井戸田潤氏要する「ハンバーグ師匠」なんてものも存在する。

ミンチ状の牛肉に、人参、玉ねぎ、調味料等を加え、いろいろな形にし、焼く。

デミグラスソース、ポン酢、ケチャップ。

いろいろな味も楽しめる。

それがハンバーグ。

 

僕は、トマトオニオンに行っても、ガストに行っても、家でハンバーグを食す時も、テレビを見ていてハンバーグ師匠を見た時も、必ずあの日のことを思い出す。

 

あれは、中学校1年生の夏。

野球部に所属し、あれだけ嫌だった坊主頭にも慣れてきた頃、間違いなく部活中心の学校生活だったあの日。部活では先輩の奴隷。顧問の監督には相手にされず、ボール、バットも触らせてもらえず、ただただボールを拾うだけの毎日。口うるさい先輩の家をいつか必ず燃やしてやる。そんなことしか考えてなかったあの頃、部活までの時間、朝学校入って放課後までの時間が唯一、羽目を外せる時間であった。

 

お昼休みに時間は起こった。

いつものように教室で弁当を食べていると、ある男の弁当に目がいった。

その男の名は菅野ゆうすけ。

この男とは小学校から一緒だったが、なにかといじられやすい男だった。

まず、阪急沿線の駅名全て言えるとか言う謎の特技、休日は朝から晩まで電車を眺めるという趣味。

さらに、ポケモンのルビーサファイアが発売された時2日で全クリしたという伝説をもっている。

ミズゴロウ一体で。

 

あほやん。キノココとか、ナマケロとか、使ってみたい。ってならんかったんかよ。

発売してすぐなんで全クリ優先やねん。

ツッコミどころ満載やけど、この菅野と、地元にいた何個か年上のエザキというやつはいじりつつも、尊敬してた。

エザキに関しては遊戯王の大会全国ベスト8、ロックマンエクゼの近畿大会ベスト4

素晴らしい実績を持つゲーマーである。

この男の1番すごいところは、ロックマンエクゼの大会なんてどこで知ってん(笑)ってとこ。

この男についても言いたいことは山ほどあるが、今度にするとしよう。

 

話を戻すが、ルビーサファイアを2日で全クリしたその菅野の弁当を見た瞬間吹き出してしまった。

絵にするとこんな感じ。

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まず、ご飯とおかずの割合が8:2。

もちろんご飯2。ここで大爆笑やねんけどさらにおかずのすべてがハンバーグやったこと。そしてそのハンバーグのサイズが今まで見た中でも断トツでいちばんでかかったこと。そして申し訳程度の梅干し。

 

これにはわろた

おもわずツッコミたくなって

 

「おい、菅野ハンバーグデカすぎやろ。くれやそのハンバーグ。」

 

もちろんあげるわっていわれても拒否してた。なぜなら俺人の弁当とかすごい苦手。

親でもちょっと嫌。好きな女の子とかが作ってくれるってなってもうーん。って感じなくらい苦手。

 

それは、小2の時学童で土井ゆうやにもらったミートボールがゲロマズやったところから来てる。土井ちゃん。一生許さんで。

 

で、菅野「は?無理やし。絶対無理。お前にはあげん。」

 

この言葉に俺のなかの何かが弾けた。

こいつは、一日中電車眺めて過ごしてる。一方俺は毎日先輩にこき使われて、一生懸命白球追ってる。女子とも割としゃべってる。(笑)

こいつは、電車オタクとちょっとみんなから一歩下がって見られてる。

 

圧倒的に立場俺より下やん。←最低

なんやこの感じ。くれっていうただけ。しかも冗談。

 

頭の中の線がブチって切れる音とともに、素手で菅野のハンバーグを掴み上げた。

そして俺は何を思ったのか、菅野の道具箱(中学校では道具箱という文化は溢れていたが、菅野は小学校からの道具箱を中学校でも継承して使っていた。これも割とみんなからいじられてた)

めがけてダンクシュート。

 

今思ったらただの鬼。

 

無残に飛び散る肉の破片、玉ねぎ人参の残骸、そしてケチャップ。

 

菅野は「やめろやああああああ」

と大泣き。彼はハンバーグを失った今、

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この2割程度のご飯と梅干し

まるで戦時中のような昼飯を余儀なくされたのだ。

菅野は、身内が死んだかのように大泣きしている。

 

僕は自分が犯した罪を感じながらも

「お前の口の利き方やな。次もあんな感じで言うて来たらまじで命ないかもな。」

 

と、厨ニ病真っ盛りの発言を残し教室を後にした。

そして昼休みも終わり、教室へ戻ると、

菅野がまだ泣いている。

しかし、涙は出きっている完全に。

なぜなら40分間間があいている。

僕は菅野の狙いを察知した。

こいつは先生がくるまでこうするつもりで、

え、菅野君どうしたん!!!

伊藤君にハンバーグダンクされました

伊藤君職員室に来なさい

というパターンを確実に狙っていた。

 

それはなんとしてでも阻止せねば。

野球部の監督に殺される。

 

菅野、いつまでないてんねん。500円あげるから泣きやめよ。

 

菅野「…」

 

悪かったって。お腹すいたやろごめんな

 

菅野「…」

 

菅野、千里山の次ってどこやっけ?

 

菅野「…関大前…。」

 

なんかムカついて頭しばきました。

 

結局、担任来て、怒られましたとさ。

 

そんな菅野が最近結婚したと聞きました。

 

あの時のことを深く反省し、もし、なんかの形で会うようなことがあれば結婚したことを盛大に祝ってあげたいです。

 

もちろん、顔面ハンバーグで☆