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【悲報】俺氏、吹田の代表になる。

おひさしぶりでございます。

最近ネタがなく困っていましたが、あるお話を思い出したので見てください。

 

あれは高校1年になったばかりの話。

俺は人並みに勉強して普通の府立高校に進学した。

中学生の時の友達で大志という友達がいたのだが、大志は大阪産業大学付属高校の何科か忘れたけど、ヤンキーの集まる学科に入学した。

無論、大志はヤンキーではなかった。

しかし、中学で勉強しなかった為、自分にあう学力の高校が上記の学校であったので入学した。

 

大志曰く、周りはヤンキーばかり。入学して2日で退学になった生徒もいたそうだ。

 

友達はできず、早々に大志も学校をやめようかと考えていたそうだ。

 

ある日、大志は学校のトイレで1人、タバコを吸っていたそうだ。先生に怯えながら、友達のいないストレス、夢に見た高校生活を送れないストレスをタバコにぶつけていた最中、あるヤンキーグループがトイレへ入って来た。

 

「あ?タバコくさない?」「ほんまやん誰か吸うとるでこれ!」

こんな声がトイレに響いたらしい。

 

大志は個室トイレの鍵を閉め、隠れて吸っていたそうだが、そのヤンキーグループの声を聞いて震えていたらしい。

 

そして、ヤンキーグループの1人が

「この個室やろ。誰やねんあけろや!」

 

大志は震える腕で扉を開いた。

 

そこには5人のヤンキー。

 

締められる。カツアゲされても渡すほどのお金はない。どうする。喧嘩しようにも勝てる訳がない。

 

そんなことを考えていると

 

ヤンキーグループの1人が

 

「お前1人でトイレでタバコ吸うとか根性はいってんなぁ!何組なん?」

 

と声をかけたらしい。

 

これがきっかけでこのヤンキーグループと仲良くなった。

 

声をかけたのがヨシキというやつだった。

 

それからそのヤンキーグループは退学にて次々と減って行き、ヨシキと大志だけになったらしい(笑)

 

それからしばらくして、地元で大志と遊んでいると

 

「ヨシキの地元に呼ばれてん。お前来てくれよ(大志から話は聞いていたが、この時ヨシキとは会ったことがなかった。)」

 

「は?嫌やし。なんで俺がいかなあかんねん。ヤンキーばっかやろ、いってなにすんねん」

 

そう僕は答えた。

 

「俺も嫌やねん。ヨシキはいいやつやけど、話聞く限り、めちゃくちゃ悪いことしてるしヨシキの友達に何されるかわからんから1人で行くの怖いねん。5000円あげるから!な!?」

 

5000円の誘惑に負けた俺は、大志と共にヨシキの地元である「大阪市東成区」に向かうのであった…

 

指定された駅に着くと、「ヨシキ」がそれとすぐわかった。

 

両耳に無数に開けられたピアス。

一つは大きな穴でもう耳たぶすらない。

休日なのにボンタンを履き、キティちゃんサンダル。

 

大志が「ヨシキ!おっす!こいつがセイジやで!」

 

ヨシキ「おー!こんな遠いところまでありがとうな!気合い、入ってるやん!」

 

俺の何が気合い入ってるんか全くわからんかったけどとりあえずヨシキの口癖は「気合い、入ってるやん!」だった。その日15回は聞いた。

 

とにかく外面は怖いけど、めっちゃ優しくてめっちゃいいやつやった。大志が仲良くしてるのも納得だった。

 

そのまま、ヨシキに案内され「洋平」というやつの家に招待された。

ここからは大志も初対面である。

そこには洋平、レン、ダイスケ、ツカサという4人のメンバーがいた。ここにヨシキをくわえ、東成5人衆という異名で過ごしているそう。

 

まず驚いたのが洋平が一人暮らしであったこと。そして働いてなかったこと。

そして生活費はどうしてるのかときくと

後輩に集めさしてるという。バケモノである。後輩って当時俺高1やったから中学生やろ。

洋平絶対後輩から嫌われてる。と確信した。

 

まぁその話はおいといて、

この東成5人衆の武勇伝を聞いたり、

卒業式の写真を見せられた時には唖然とした。

f:id:tyottonaniitterukawakannai:20170124204144j:image

これは拾って来た画像だが、まさにこんな感じで、この東成5人衆はその中心にいた。

何故ならこの東成5人衆が東成区を制覇していたからだ。

 

さらに中学卒業間際に「西成区」と「東成区」で、全面戦争を行い、西成区に勝利したというではないか。

 

大阪の北摂に住む自分でも大阪市西成区のヤバさは承知している。

ヤクザやヤンキーの聖地であるような場所だ。

その地域に全面戦争で勝利し、さらにその東成区の頂点に位置するこの5人と同じ空間で遊んでタメ口を使っているのだ、なんて状況なんだ。そう思った。

今すぐ金出せってカツアゲされたら大志からもらった5000円速攻でだしてたと思う。(笑)

 

さらに、タクシーをボッコボコにした写真や、西成区との全面戦争の動画、卒業式の刺繍を見せてもらったり楽しく過ごしてた。

 

ただ、卒業式の刺繍の入った特攻服に関しては間違いなくダサかった。普通に卒業式しろや。死んでも口にはしないけど。(笑)

 

確かに、地元では悪いことたくさんして、色んな人に迷惑かけてるかもしれない。

ただ、この5人衆は間違いなく「いいやつら」だった。

アカの他人の田舎猿2人を暖かく迎え入れてくれたし、間違いなくあの時間は僕ら2人にとっても楽しかったからだ。

 

そして、全員とアドレスを交換し、帰路に着いた。帰りの電車でも「楽しかったから5000円返すわ。」と大志に5000円を返すほど、自分的にも楽しめた。

 

そして帰るとヨシキからメールが入っていた。

 

メールの内容が

セイジ!ヨシキやで!

今日はほんまありがとうな!めっちゃ楽しかったし、お前めっちゃおもろいし、めっちゃ気合い入ってるやん!また遊ぼうな!今度は俺らが吹田行くわ!俺の兄貴の車で!(笑)

あとさ、これ俺のホムペやから見てや!

夜露死苦

 

まじいいやつやん。

ただ最後の夜露死苦には死ぬほど笑ったのは今でも思い出す。

そしてホムペのURLが貼られていた。

 

ホムペとはホームページのこと。

当時これが死ぬほど流行っていた。

 

自分のプロフィールや、日記、つぶやき(今で言うツイッターみたいなもん)、あと写真なんかがはれたりするホームページ。

 

それを見てみると

早速日記のところに、吹田から大志とセイジがきてくれて楽しかった!

みたいなことが書いてあった。

 

あー良かったなー。なんて思って写真のところを押すと、

卒業式の写真や、普段の写真などがたくさんはってあって登場人物はパンチパーマや、ど金髪、剃り込みの入ったヤンキーがズラーッと並んでいた。

写真をしばらくみていると見慣れた文字がそこにはあった

「吹田卍セイジ」

と。俺は血の気が引いた。更新日付が今日になっている。

間違いなくこれは俺である。

恐る恐る開くと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはイスに座って喋っている普通の高校生の俺が写っていた。場違いである。そしてコメント欄にはこう綴られていた。

「吹田からはるばる来てくれたセイジ!最高にいいやつ!みんな吹田で困ったことあればこいつに言うたらええわ!まじで気合い入ってるし!今日から東成卍吹田同盟結成!!!」

俺が吹田代表になってしまった瞬間であった。