②【男の憧れ】海士町でサバイバル

※必ず①からみてください。

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2日目。

昨日の嵐は嘘の様に、快晴。

 

昨日とは逆に強い日差しが照りつける。

 

明日の朝に船に乗らなければいけない(もっと滞在したかったが船が1日1便しかない為)ので、明日まで耐えれば食事にありつける。

 

しかし空腹だ。最後に炭水化物をとったのは2日目前。

 

とりあえずカニを集めて、出汁をとりスープを作る。

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クソ不味そう。(笑)

もちろんクソ不味かった。(笑)

 

そして写真伝わるだろうか。

火起こしがままならない。

 

前日の大雨で木が全て湿っていて、サバイバルの命である火が起こらないのである。

 

これが本当に苦しかった。

さらに持参してきていたモリの先端が曲がってしまい、漁ができない、釣りも、なかなか釣れない。

 

前日の10匹程度の魚もほぼモリで獲得したのもあり、島に着いて1日ちょっとで追い込まれた。

 

貝を集めて、起こらない火で少し炙り、ほぼ生状態で食す。

 

正直これは美味であった。

 

しかしいくら食べても空腹は回復しないし、空腹のせいで動く気にならない。

 

空腹で体が吊るという絶望な状況で

 

「炭水化物を持った森三中黒沢」と、「なにももってない佐々木希

が一緒のタイミングで今来たら、確実に「炭水化物持った森三中黒沢」に飛びつくやろなー

 

とか考えてた頃。

 

4人ほどの観光客が声をかけて来た。

 

「サザエとれた?」

 

僕以外の3人は「サザエ取れるんですか!?」ってテンション上がってたけど、僕はサザエ結構嫌いで、というかそもそも海産物嫌いで

ホタテとカニとエビ以外認めてない。

くら寿司いっても納豆たまごコーン

くらいしか食べられない男なので、

 

サザエなんてあっても一緒やわ。とか思ってて、こんな極限の空腹状況でも嫌いなものは嫌いなんだと勉強になった。

 

話を戻す。少し奥にいけばサザエがあるよって教えてもらって、

 

サバイバルをしてること、火が起こらないこと、モリが死んだこと

 

状況を話すと、観光客やと思ってた1人が、旅館の人やったらしく、旅館の人が観光客を案内してたらしい。

 

事情をはなすと

 

「ちょっと待ってて」と言って去っていった。

 

何やったんやろとか言いながら、1人がサザエ探しにいって、僕はまた「炭水化物持った森三中黒沢」「なにももってない佐々木希」やったら「炭水化物持った森三中黒沢」やなあ

 

ってまた考えてたら見覚えのない女性がこちらへ来た。

 

「君たちか。サバイバル能力の低い男子4人。ほれ。」

 

手に持ってたのはおにぎりと刺身。

 

目を疑った。「炭水化物持った森三中黒沢」来たやん。

森三中黒沢とは比べものにならないくらいの美人な方やったけど。

 

天使に見えた。俺が刺身食えないとかもう関係ない。

ありがとうございます何回言うたか。

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私もちょっと食べて帰ろ。っていうて、一緒に食べてから雑談して帰ってった。カッコよすぎる。田舎女子最高。

 

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ほんま嘘やろ。って感じ。俺はおにぎりだけしか食うてないけど。

 

良い人っているやなって心から感動した。

 

回復してサザエ取りに。

 

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友達いわく美味しかったらしいです。僕には苦さしか感じなかったです。

 

夜まで海に潜って、エイやらその辺の海では見れない50㎝以上のカワハギやら見れてここは海遊館かなにかと思いました。

 

次の日の朝一、船が出るので、もう一泊テントで寝たいところでしたが

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こんなかんじでバスが皆無ですので、船着場で一泊することに。

 

船着場へ向かうバスで騒いでいると

 

運転手に「自分ら大阪か!?」

 

と、尋ねられた。

 

「大阪ですよ!ほんまいいところですねここ!」

 

みたいな会話してて

 

「どこまで行くの?まさか船着場?もう船ないよ?」

 

「わかってます!船着場で一泊します!」

 

「確かにベンチはたくさんあるけど、蚊がすごいよ?寝られへんと思うけど!?」

 

蚊取り線香余ってるんでなんとかなるっす!」

 

みたいな会話をしてバスを降りて、そのバスはまた船着場から去っていった。

 

その何分間かあと、船着場で寝床探そかーってなってた時、

 

軽自動車に乗った見覚えのある人。

 

バスの運転手である。

 

クラクションを鳴らしながら「ウチに泊まってけ!!!

 

は?嘘でしょ?なんて人!!!そしてなんて町!!!

 

玉木宏より妻夫木聡よりもはるかにカッコいい軽自動車に乗った大男。

 

「汚いし、なにもないけど、ウチでよかったら泊まってってくれよ。こんななにもない町に来てくれて嬉しいよ。」

 

涙流して(ちょっと盛った)喜んだ。

 

お名前は松尾さん。「まっちゃんでええよ!、ほんで敬語やめてくれ。なんかの縁や、友達みたいなもんやろ?」みたいなニュアンスの人。

 

日本にもまだこんな人いるんか。

いろんないい人知ってるけど、ここまでは怖い。

 

だって俺ら4人を家に泊めるメリットが全くないのだから。

 

めっちゃ可愛い女の子、もしくは、こっちからめっちゃお願いした、もしくは芸能人

 

これらの理由なら家に泊める理由はわかる。

 

しかし、なんのメリットもない僕ら4人を家に泊めてくれるというのだから本当に驚きである。

 

貸していただいたシャワーは生まれて25年で1番気持ちよく、缶ビールにフライドポテト(揚げていただいた)までついてくるVIP待遇。

 

クーラーも寒いほどつけてくれて、なにしに来たんかわからんくらい快適になってしまって、本来の目的なんてどうでもよくなって、田舎に泊まろう状態。

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自分の家より深い深い眠りについた。

 

そして朝、松尾さんの「起きよかー」

の声で目覚めた。

 

ここでも目を疑った。

1人ずつに食パンに目玉焼き、ウインナー2本にサラダ。

朝食が用意されていた。

 

なんだこの人ほんとに。朝から僕らのために作ってくれてたのである。

 

いい人って言葉じゃ済まされないような夢のような人である。

 

ただ写真だけは一緒に撮ってくれなかった。(笑)

理由は「大阪の人にここにいることをバレたらあかんから」

俺らと写真とったところで、絶対大丈夫やろ。(笑)

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しっかり盗撮。まっちゃん!本当に本当にありがとう!!!

 

船着場まで送ってもらって、別れが悲しかった。またここに行く理由ができた。

なにか、莫大なお土産もって、まっちゃんに会いに行きたい!!!

 

船の時間まで時間潰しに釣りをしてたら

1人の少年に出会った。

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こうちゃん。一緒になって釣りを楽しんだ。帰る際、「ほんまに帰んの?帰らんとウチに泊まったらええやん。」って。

本気でなんやねんこの町。子供までいい子なんかよ。

 

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この町に着くと、この「ないものはない」というポスターが無数に貼ってある。

この町のテーマ?なのかな?

 

コンビニもないし、もちろん鉄道も通ってない。信号は町で一個やし、小中高も各1つずつ。クルマがないとなにもできない町。

 

しかし抜群の景色と、豊富な海鮮、そしてなにより人情深い。

ちなみに帰りの船着場で財布落としてんけど、弾丸で帰って来た。

 

これに関しては拾ってくれた人がたまたまいい人の可能性もあるけど、ここの町の人なら全員無事に帰ってくるんちゃうかな。

 

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ほんとに帰りたくなくて、泣きそうになったけど、北千里も少しだけ恋しかったので、帰りました。

 

島根の本土について、中国道25km渋滞くらって帰り6時間くらいかかって全部俺運転したけどそんなんも苦にならんくらい海士町の人の優しさが心に残ってて、本当に本当に行って良かったなって思っている。

 

俺もあの町の人みたいに優しくなりたい。ただそれだけ。

 

ここ数日多分俺めっちゃ優しいと思うで。(笑)

 

正直…移住したいです(笑)(笑)

 

旅行先に困った人は、島根県海士町を本気でオススメします😁

 

おわり